冒険物語を新しい視点で展開することで、大人気となっている漫画【葬送のフリーレン】12巻の物語の内容をネタバレを含んだ考察をしていきたいと思います!
葬送のフリーレンといえば、アニメ化もされている大人気漫画です。
この作品は冒険ファンタジー漫画ですが、その物語の背景がとても珍しく世界を救った勇者一行の後日譚が物語始まりなんです。
冒険する主人公が魔法使いで、冒険の目的が人間を知るというものです。
主人公になるフリーレンは過去に世界を救った勇者一行の元メンバーの一員で魔法使いです。
12巻はフリーレンがタイムリープして当時の勇者たちと旅をする物語に突入しています。
【葬送のフリーレン漫画12巻ネタバレ!内容と感想を考察!】のタイトルでお送りします。
12巻の内容ネタバレや、漫画を読んだ筆者の感想などを考察していきます。
葬送のフリーレン漫画12巻ネタバレ!
葬送のフリーレン第23話
少しですが第二原画で参加させていただきました!
リヒターさんの作画のところです
ありがとうございました!!!#frieren#フリーレン pic.twitter.com/pwOSx6zLp9— 甘木恵輝(化ヶ栄輝) (@TeruKegahae) February 16, 2024
12巻では第108話から第117話までの10話が収録されています。
11巻、第107話の最後に『女の石碑』がまだ魔力を失っていないことに気づいたフリーレンは女神の石碑を撫でます。
そして魔力の力で過去にタイムリープしてしまいます。
各話数ごとに物語のネタバレをしていきます。
第108話 再会
過去に戻ってしまった事を理解したフリーレンは、もう一度石碑に触れば元の世界に戻れるんじゃないかと思い撫でてみますが戻ることはありませんでした。
同じ場所で同じ景色、ただ違うのは時間と旅する仲間たちでした。
そこは勇者一行が旅に出てから7年後の世界でした。
何とか元の現世に戻る方法を探していたフリーレン。
この時点ではヒンメルたちは、今一緒にいる彼女が80年後の世界からタイムリープしてきたなんて少しも思っていません。
第109話 残影のツァルト
そこに現れたのは、残影のツァルトです。
魔族ツァルトにフリーレンは当時では考えられない魔法を使って戦います。
80年前の世界なので、フリーレンからすれば経験値が違いますからヒンメルたちは見たことのない魔法に驚いてしまいます!
第110話 勇者一行
戦いが終わりフリーレンはヒンメルと仲間たちに自分が未来から時を超えて来たことを伝えます。
その告白を聞いて何の抵抗もなく、納得してしまいます。
そんなフリーレンに、勇者たちは状況を理解し彼女が元の現世に還るための旅をすることになります。
第111話 護衛依頼
現世に還る手段を探るために立ち寄った村で情報収集をします。
ですが、全く手がかりをつかむことが出来ません。
そんな時、ヒンメルの悪い癖で商人の護衛を頼まれることに。
道を進んで行くと、北部高原の魔物が突然でてきます。
勇者たちは勇敢に戦いそして勝利します。
フリーレンは昔を思い出して、こんな日々もあったなと思いに耽ります。
第112話 信頼
色んな村で情報を集めますが、現世に還るための良い情報に巡り合えません。
ハイターが、もしかしたら修道院が一番可能性のあると言うので、そこで写本や関連する本を探すことに。
そこで修道院の場所を聞いたところ、村から離れた崖の頂上にあるといいます。
勇者たちは苦しい思いをしながらなんとか修道院へたどり着くことが出来ました。
第113話 皇獄竜
やっとの思いで到着しましたが収穫は無しでした。
他に可能性のある所は無いかと様々な村で情報を集めますが一向に女神の石碑に関する情報は入ってきません。
そんな時に、この近くにまだ手付かずの聖堂があると情報を入手します。
しかもその聖堂に向かった冒険者が行方不明になっていると聞きます。
まだ手つかずと言う事は目的の聖堂には、もしかしたら女神の石碑に関する書物などがあるかもしれないと聖堂に向かいます。
道中なんと皇獄竜が行く手を阻んでいました。
第114話 勇者の剣
行く手を阻んでいた皇獄竜を協力して打ち取り、聖堂を見ますが情報なし!
またも無駄足に終わってしまいます。
しかしヒンメルは皇獄竜がいなくなったことで村に平和が訪れたと言って村が平和になったことを喜びます。
再度近くに隣接する集落や村へ情報収集することになったところへキーゼルと呼ばれているドワーフは長い間ずっと村にいるので何か情報があるのではとキーゼルの元へ行きます。
第115話 親友
キーゼルのもとで女神の石碑に関する情報を入手した勇者たちは、その場所を目指います。
そこは人々が住んでいない廃墟が立ち並ぶ村でした。
村はすでに魔物たちに支配されていて、とてつもない数の魔物がいました。
態勢を立て直した勇者たちは魔物たちが気付かない魔法を使い潜入しようとします。
第116話 帰還の魔法
潜入に成功した勇者たちはやっと女神の石碑に関する情報が載っている本をみつけます。
しかしその本はまだ解読されておらず、まず解読しないといけないことをハイターから聞きました。
解読には数十年かかるようで、フリーレンの手に取った文献には聖典に帰還の呪文が載っていると示されていました。
ですが、その聖典の章から魔法の呪文が発見されたことは今だかつてないと言う事でした。
途方に暮れる勇者たちとフリーレン。
第117話 奇跡の幻影
そんな頃、女神の石碑の前に魔王の指令を受けて4体の魔族がフリーレンから現世の記憶を奪いここで始末するために集まっていたのです。
この大魔族たちは、奇跡のグラオザームだけがやる気だけで終極の聖女トートなんてさっさと帰ってしまいます。
残った3体が、女神の石碑の近くまで移動してきた勇者たちに襲い掛かります。
そして、魔法にかかって幻影の世界へ・・・。
葬送のフリーレン漫画12巻の内容を考察!
葬送のフリーレン、来週の展開予想(昨日ツイートしたやつ描いてみた) https://t.co/EoIYoUuSPf pic.twitter.com/x9Yg2teJvP
— おにぎり山ちえぞー🍙 (@tatsumakimanbo) February 18, 2024
12巻を読んで内容を私なりになってしまいますが、注目して見て頂きたいところを考察していきます。
まず見ていって欲しいのが、80年以上前のフリーレンだと思って最初接している勇者たちとフリーレンのギャップ。
そして戦闘のやり方の違いから経験値が上がっていることが読み取れる点。
フリーレンが心の成長をしていることが分かる場面などです。
葬送のフリーレン12巻のフリーレンが新鮮!
過去にタイムリープしたフリーレンは、80年以上の月日を意識が遡っています。
と言う事は80年以上の経験値を積んでいるということです。
現世では旅をしているパーティーのリーダーという位置づけで一番強い戦闘力を持っていますが、ここでのフリーレンは勇者たちのパーティーの一員です。
つまりパーティーでのポジションが現世と全く違うんです!
なんて言いますか、よく言えば対等です(笑)
第三者目線と言いますか、勇者たちからすると80年以上前の当時のフリーレンなので、かわゆいフリーレンとしか見ていないところがあってヒンメルなんて保護者代わりになっていました。
そのポジシ違いを見比べるのが12巻の見どころの1つです!
葬送のフリーレン12巻のフリーレンの戦い方に注目!
前述したとおり、フリーレンは意識だけは成長しています。
一方、ヒンメルたちからすると当時の彼女です。
なので、勇者たちからするといつもの戦闘をするんですがフリーレンの動きが全く違うので驚きます。
いつもの攻撃パターンと全く違った気の利いた援護射撃に、勇者たちはいつもと違うぞとなります。
それはそのはず、フリーレンの意識は80年経過しています。
過去に勇者たちと魔王を倒した経験をしているからなんですね。
ヒンメルの攻撃パターンを読んで的確に援護攻撃するフリーレンは一見の価値があります。
葬送のフリーレン12巻はフリーレンの心の成長に注目!
12巻の作中でなかなか現世に戻ることが出来ないんです。
アイゼンが提案します「このまま旅を続けて気長に待つのも寿命のながいエルフ種族ならではだ」と。
今の私ならこの時代に使うことのできない魔法が使えるしもう一回魔王をたおす旅も選択できると。
でも私は元の現世に戻りたい!
ヒンメルたちとの旅の後から私は、ずいぶんいろんなことを学んだし新たに大事なものも出来たし失いたくないからといいます。
その言葉を聞いたヒンメルが言います。
君らしくないな、とてもいい!
ヒンメルたちは、彼女の心の成長をとても喜んでいました。
私は、彼女が現世で一緒に旅をしているフェルンとシュタルクのことを思っていること。
そして、ヒンメルが彼女の大切な仲間のことを思っている気持ちが嬉しく思っていることに感動しました。
葬送のフリーレン漫画12巻の感想!
TVアニメ『葬送のフリーレン』
ご視聴ありがとうございました✨【原画紹介】
第23話「迷宮攻略」
本シーンは背景原図と原画を一緒にご紹介🪄担当:粟田務 さん#フリーレン #frieren pic.twitter.com/na0jDrSZTB
— MADHOUSE Inc. (@Madhouse_News) February 16, 2024
通常の葬送のフリーレンは、世界を救った勇者たちの魔王を倒してその後の物語ですが12巻ではフリーレンの意識だけがタイムリープした物語になっています。
なので過去のパーティーであるヒンメルたちと、タイムリープしたフリーレンの物語が語られています。
私は読んでみて邂逅や銅像でしか見たことのないリアルな勇者たちに始め感動しました。
勇者はどのようにしていたのか初刊発売当初から気になっていた私は、12巻にしてやっとリアル・ヒンメルが出て来たかと思い12巻を読んでいました。
物語の構成自体はいつもの旅と一緒です。
違うのは時代と登場するキャラ達くらいです。
12巻の見どころは何と言っても最終話117話「奇跡の幻影」だと思います。
この117話では、ヒンメルとフリーレンが結婚式を挙げる場面になります。
ヒンメルとはもう叶わないと思っていた結婚が魔法によって叶うんです。
ファンからすれば、夢がかなった瞬間ですね!
魔法によって叶う夢ですが、フリーレンのウェディングドレスを着た姿はぜひ見てほしい場面です。
ヒンメルたちはこの旅で、未来からきたフリーレンの心が成長していることが、何よりうれしかったのでしょう。
葬送のフリーレン漫画12巻ネタバレ!内容と感想を考察!まとめ
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— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) February 16, 2024
この記事では【葬送のフリーレン漫画12巻ネタバレ!内容と感想を考察!】と題して、漫画『葬送のフリーレン』12巻のネタバレを含む内容と、感想などを書いてきました。
12巻ではフリーレンが勇者ヒンメルたちと実際に旅をしていました。
原作ファンには夢ではないかと思えるストーリーに、原作者である山田 鐘人さんは、気の利いた素晴らしいストーリーテーラーだと思いました。
13巻が発売されています、別記事【葬送のフリーレン漫画13巻ネタバレ!内容と感想を考察!】にて紹介しているので、そちらの記事もあわせてお読みください。